ひとりで会社を回しているなら、働く場所は本来、自分で選べます。それなのに「仕事は事務所でするもの」と、なんとなく決めていませんか。在宅を前提に組み直すと、いちばん大きく変わるのが 通勤時間 です。
通勤時間を、実務時間に変える
往復1〜2時間の通勤は、それ自体は何も生みません。在宅にすると、その時間がまるごと実務や休息に使えます。ひとりの事業では、この差は毎日積み上がって効いてきます。
もちろん、対面が価値になる仕事もあります。だから「全部在宅」ではなく、行く必要のあるときだけ行く に切り替える、という発想です。
在宅の道具は、最低限でいい
特別な設備は要りません。落ち着いて作業でき、Web会議がちゃんとできれば十分です。
- 集中して作業できる机まわり(照明と椅子を含む)
- 安定したネット回線
- 相手に声がクリアに届くマイク(内蔵より外付けが安心)
- 必要に応じてカメラ(顔を映す場面用)
凝った機材より、声が届くこと と 集中できること を優先します。これだけ整えば、たいていの打ち合わせと実務は自宅で回ります。
会議は原則Web、現場だけ訪問
打ち合わせのたびに移動していると、それだけで一日が細切れになります。原則を先に決めておくと、毎回迷いません。
- まずWeb会議で足りるか考えるほとんどの打ち合わせはオンラインで足りる
- 対面が必要なときだけ訪問する実物確認や信頼づくりなど、対面に意味がある場面に絞る
- 訪問日は半日仕事として扱う移動込みで計画し、その日は他の重い予定を入れない
「原則Web」を自分のなかの初期設定にしておくと、移動が例外になり、時間の主導権を握りやすくなります。
自由なスケジュールは、線引きとセット
在宅の裏返しの難しさは、仕事と生活の境目が消えやすいことです。柔軟に働けるからこそ、始めと終わりの線 を自分で引く必要があります。集中する時間帯と、あえて仕事をしない時間帯を決めておく。場所が自由なぶん、時間はむしろ設計する。始めと終わりを先に決めておくのは、判断を減らす「型」の働き方版だといえます。
MEEの場合
私は、移動そのものが目的でない限り、通勤や訪問はできるだけ減らす側に倒します。浮いた時間を実務と休息に回したいからです。ただ、対面が効く場面——初回の顔合わせや、実物を見る必要があるとき——は迷わず出向きます。ゼロか100かではなく、初期設定を在宅にして、必要なときだけ動く という配分にしています。
まとめ
ひとりなら働く場所は選べます。在宅を前提にすると通勤時間が実務と休息に変わり、道具は「声が届く・集中できる」を満たせば十分。会議は原則Web、対面は意味のあるときだけ。そして自由なスケジュールほど、始めと終わりの線引きが要ります。場所の自由と、時間の設計はセットです。